文例集 35場面
支援経過の記録文例集:業務外の依頼・困りごと別(35場面・コピー可)
執筆:石田竜生(作業療法士・介護支援専門員資格(株式会社おふとん))
実務の監修:主任介護支援専門員(大阪府・経験11年) 監修中
法律部分:司法書士・行政書士 確認中
公開 2026-10-02/更新 2026-10-02

「断った日に支援経過へ何を書くか」の文例を、困りごと別に35場面並べました。型は 依頼 → 説明 → 合意 → 代わりの段取り → 報告。「断った」で終わらせず、代わりに何を整えたかまで残すと、指導・苦情のどの場面でも自分を守れます。各場面の見出しから、線引き・伝え方・つなぐ先まで書いた記事に飛べます。
○の部分(日付・名前・回数)を埋めて使ってください。文例は実務の監修中です。記録の型と「書かないほうがいい表現」は、記録文例の記事に詳しく。
お金・契約・手続き
通帳・印鑑を預かってと言われたケース1:ケアマネが「通帳を預かって」と言われたら? 役割の線引きと断り方・記録例
○月○日、本人より「振込が分からないので通帳を預かってほしい」と依頼あり。事業所の方針により通帳等の預かりはできない旨を説明し、了承を得る。金銭管理の支援として社協の日常生活自立支援事業を説明。本人「話を聞いてみたい」とのことで、○日に社協へ連絡予定。支払いの滞りは現時点でなし(本人の申告)。管理者に報告済み。
代わりにサインしてと言われたケース5:契約書に代わりにサインして、と言われたら。ケアマネの代筆・代理の線引き
○月○日、○○施設(相談員○○氏)より入所契約書の署名について「ケアマネの代筆で」と依頼あり。ケアマネは代筆・代理での署名はできない旨を説明し、了承を得る。本人に相談員から契約内容(サービス内容・利用料・解約)を説明、本人「分かりました、お願いします」と口頭で同意(ケアマネ同席)。手の震えで署名が難しいため、施設の規程に沿って本人の意思確認を記録する形で対応することで合意。家族(長男)欄は○日までに郵送で署名予定、長男に電話で確認済み。管理者に報告済み。
役所の手続きを代わりにと言われたケース10:役所の手続きを代わりに、と言われた。本来業務との境目
○月○日、本人より「年金の現況届と高額介護サービス費の申請を代わりにしてほしい」と依頼あり。高額介護サービス費については介護保険の手続きとして市の窓口で方法を確認し、本人の記入を支援。年金の現況届については、ケアマネが本人に代わって手続きすることはできない旨を説明し、了承を得る。年金事務所に電話で確認したところ郵送で提出可能とのこと。記入は次回訪問時(○日)に本人と行い、投函は長女が行うことで合意(長女に電話で了承済み)。期限は○月末。管理者に報告済み。
本人のお金の管理が怪しいケース13:本人のお金の管理が怪しい。ケアマネが最初に確認する3つ
○月○日、訪問時に玄関に同一の健康食品の段ボール○箱を確認(契約書の日付は○月○日と○月○日、各○万円)。本人に確認したところ「電話で勧められて断れなかった」とのこと。○月分の利用料も引き落とし不能との連絡が事業所にあり。本人に、お金を一緒に見る仕組み(社協の日常生活自立支援事業)を説明し、「娘に相談してから」とのこと。本人同意のうえ長女に電話で事実を共有し、消費生活センターへの相談と通帳の確認を依頼(○日までに返答予定)。物忘れについては次回受診時に主治医へ相談する方向。管理者に報告済み。
後見制度を考える段階?ケース14:成年後見を考える段階? 迷ったときにケアマネが整理すること
○月○日、長女より「母の物忘れが進み、施設入所の契約を自分で結べるか不安。後見制度を使うべきか」と相談あり。本人の状況:支払いは長女が管理、契約内容の理解は説明すれば部分的に可能(主治医の診断あり)。必要な支援を「施設入所の契約と今後の財産管理」と整理。ケアマネとして後見の要否は判断できないこと、相談先で整理できることを説明し、長女了承。包括(権利擁護担当)に相談を予約(○日、長女同席)。本人には「困ったときに一緒に決めてくれる人の仕組み」として説明し、「娘と相談する」とのこと。管理者に報告済み。
介護度を上げてと言われたケース35:「介護度を上げて」と言われた。区分変更の前に説明することと調査の支え方
○月○日、長女より「デイを週3回から5回に増やしたい、介護度を上げてほしい」と相談あり。介護度は認定調査・主治医意見書をもとに審査会が判定することを説明。介護度が変わった場合の限度額と自己負担の変化(通所介護の1回あたりの単位が上がること)、結果が変わらない・下がる場合もあることを説明し、長女了承。再アセスメントにて、○月の転倒以降、立ち上がりに一部介助が必要になったこと、夜間のトイレ介助が週○回あることを確認。今の限度額の中で通所を週4回に組み替える案を提示し、長女・本人と検討中。区分変更の申請は主治医に状態を伝えたうえで○日に判断予定。管理者に報告済み。
身寄り・家族
保証人になってと言われたケース4:身元保証人になってと言われた。なれない理由と、入院・入所を止めない方法
○月○日、○○病院(相談員○○氏)より入院にあたり身元保証人の記入を求められる。ケアマネ・事業所は身元保証人になれない旨を説明し、了承を得る。保証人に求める内容を確認したところ、緊急連絡先・支払い・退院時の調整の3点。緊急連絡先は当事業所で可(管理者確認済み)。支払いは本人の年金で見込みあり、社協の日常生活自立支援事業を本人に説明し、○日に社協へ連絡予定。退院時の調整はケアマネが担うことで病院と合意。包括○○にも共有。管理者に報告済み。
身寄りがないケース6:身寄りがない利用者。ケアマネがまず何をするか、誰と組むか
○月○日、本人より「自分には身寄りがないので、この先が心配。全部あなたに頼みたい」と話あり。ケアマネが保証人・財産管理・死後の手続きを担うことはできない旨を説明し、了承を得る。代わりに「何が起きたら誰が動くか」を一緒に決めることを提案、本人「それなら安心」と同意。緊急連絡先は当事業所(管理者確認済み)。お金の管理は社協の日常生活自立支援事業を説明し、○日に社協へ連絡予定。医療の意向は次回受診時(○日)に主治医と確認。包括○○に身寄りがない方として情報共有済み。管理者に報告済み。
家族と連絡がつかないケース7:家族と連絡がつかない。キーパーソン不在で支援を止めない進め方
○月○日、サービス変更(通所介護 週2→3回)について長男に電話(○日・○日・○日、いずれも不通、留守電にメッセージ)。○日に文書送付(返信期限○日)、返信なし。本人に説明したところ「自分で決めたい、息子には気にしないでいい」とのことで、本人の同意でサービス変更を実施。本人は変更内容を理解している(本人の言葉「週3回に増やす、費用が○円増える」)。長男以外の連絡先として姪(○○市)の名前を本人より聞き取り、次回確認予定。緊急連絡先に当事業所を追加(管理者確認済み)。包括○○に共有。管理者に報告済み。
夜間・休日に電話が来るケース8:夜間・休日に家族から電話が来る。ケアマネの線の引き方と切り替え方
○月○日、本人より夜間(21〜23時)にケアマネ携帯へ電話が続く(今週3回、内容は「眠れない」「不安」)。緊急でない夜間の電話には対応できない旨を説明し、緊急時の連絡先(訪問看護○○・119)を書面で渡して了承を得る。不眠・不安について○日に主治医へ相談予定。訪問看護に夜間の電話の受け先として共有。日中の定期連絡を毎週○曜○時に設定。連絡先を携帯から事業所番号へ切り替えることを管理者と確認(○日から)。管理者に報告済み。
死後のことまで頼まれたケース9:死後のことまで頼まれた。ケアマネの役割はどこまでか
○月○日、本人より「自分が死んだら葬儀と部屋の片づけをあなたに頼みたい」と話あり。亡くなった後の手続きをケアマネが担うことはできない旨を説明し、了承を得る。本人の希望(葬儀は小さく・費用は預貯金から・部屋の物は処分してよい・姪に知らせてほしい)を聞き取り記録。死後事務委任契約という仕組みがあることを説明し、本人「話を聞いてみたい」とのことで、包括○○を通じて司法書士会の相談窓口を○日に案内予定。費用の見通しは本人の預貯金で可能(本人の申告)。管理者に報告済み。
家族の要求が過度・怖いケース12:家族の要求が過度・怖い。ハラスメントの記録と事業所での対応
○月○日 ○時○分〜○時○分、○○様宅で訪問中、長男より「あなたの対応が悪いから母が悪化した。24時間電話に出ろ」と大声での発言あり(約20分間)。机を叩く行為が2回。本人(利用者)は同室で下を向いていた。ケアマネは「ご心配は受け止めます。ご連絡は事業所の番号にお願いします」と伝え、訪問を予定より早く終了。同日○時、管理者に口頭で報告。次回訪問は管理者同席で行うことを決定。本人への影響については次回、本人だけの場で確認予定。
本人と家族の希望が真逆ケース22:本人は「家にいたい」、家族は「施設に」。板挟みのときケアマネは誰の味方か
○月○日、担当者会議にて本人「家で最期まで過ごしたい」、長女「夜間の介助が続き限界、施設入所を希望」と意向の相違あり。ケアマネがどちらかを決める立場ではなく、両方の道を整えることを説明し、双方了承。長女と別途面談(○日)し、負担の中身は夜間の排泄介助(週4〜5回)と仕事との両立と確認。負担軽減としてショートステイ月○泊・訪問看護の夜間相談・家族会を提案、長女「試してみる」。本人には家で続ける条件として夜間の見守り機器の導入を説明し同意。施設の情報(特養・老健の費用・待機状況)は長女に資料提供、見学は長女の希望があれば段取り。主治医に状態の見通しを○日に確認予定。包括○○に共有。管理者に報告済み。
施設を探しといてと言われたケース32:「施設、探しといて」と言われた。ケアマネはどこまで施設探しをするのか
○月○日、長女より電話で「施設を探してほしい、見学にも同行を」と依頼あり。施設の選択・申込みは本人・家族が行うものであることを説明し、ケアマネは施設の種類と費用の目安の情報提供、選んだ施設への本人情報の提供を行うことで了承を得る。費用の上限は長女が家族と相談のうえ連絡予定。○日訪問時に本人の意向を確認、本人「家にいたいが、娘に迷惑はかけたくない」と発言。施設の種類別の一覧を長女に渡す(○日)。負担限度額認定は市町村介護保険課に確認するよう案内。見学同行は事業所の方針により行わず、見学後に長女から様子を聞くこととした。管理者に報告済み。
生活の手伝いを頼まれた
通院に付き添ってと言われたケース2:「病院に付き添って」と言われた。ケアマネはどこまで? 断り方と代わりの手配
○月○日、本人より「次回の受診(○日)に付き添ってほしい」と依頼。理由は歩行の不安と医師の説明が理解しにくいこと。ケアマネの継続的な付き添いはできないことを説明し、今回のみ同行して今後の方法を決めることで合意。訪問介護○○に通院介助の可否を確認(○日回答予定)。主治医への説明については本人同意のうえ訪問看護と共有する方向。管理者に報告済み。
ゴミ出し・買い物を頼まれたケース3:毎週ゴミ出しを頼まれる。ケアマネの線引きと、代わりに入れる仕組み
○月○日、訪問時に本人より「ゴミを持って降りてほしい」と依頼。これまで○回対応していたが、継続はできない旨を説明し、○日までに代替手段を入れることで合意。自治体のふれあい収集の申請を案内(本人了承、○日に申請予定)。訪問介護○○に生活援助でのゴミ出しを相談。室内は玄関周りにゴミ袋4〜5袋、におい・虫はなし。管理者に報告済み。
買い物を頼まれたケース11:買い物・配食を頼まれた。ケアマネは実行者にならず、続く形を作る
○月○日、訪問時に本人より「帰りにパンと牛乳を買ってきてほしい」と依頼。これまで○回対応していたが、継続はできない旨を説明し、○日までに代わりの手段を入れることで合意。冷蔵庫内は飲料と調味料のみで主食が不足。訪問介護○○に生活援助での買い物代行(週1回・品目リスト方式)を相談。市の配食サービスを説明し、本人「弁当は試したい」とのことで、長男に申込みを依頼(○日連絡予定)。体重・食欲は前回と大きな変化なし。管理者に報告済み。
毎日の見守りを頼まれたケース15:毎日の見守り・安否確認を頼まれた。ケアマネが担わずに続ける仕組み
○月○日、長男(遠方)より電話で「母に毎朝電話して安否確認をしてほしい」と依頼あり。理由は先月の転倒と独居の不安。ケアマネが毎日の安否確認を行うことはできない旨を説明し、見守りの網を組むことで合意。現在の支援は訪問介護(月・水・金)、通所(火)。木・土・日が接触なし。市の緊急通報装置の申請を案内し(長男が申請、○日予定)、安否確認付きの配食サービスを木・土・日に検討。長男は毎朝の電話を行うとのこと。緊急時の連絡の流れは、長男→ケアマネ→訪問介護の順で共有。本人は「誰かが来てくれるのは安心」と了承。管理者に報告済み。
入院・退院の手続きを頼まれたケース16:入退院の手続き・荷物・お迎えを頼まれた。本来業務との分け方
○月○日、病院○○病棟の看護師より「家族が遠方のため、入院手続きと持ち物の準備をケアマネにお願いしたい」と電話あり。ケアマネが手続きの代行・持ち物の運搬・送迎を担うことはできない旨を説明し、了承を得る。長女(○○在住)へ電話し入院を報告。長女は○日に来院可能で、入院手続きと持ち物はその日に対応する旨を確認。それまでの日用品は病院のレンタルを利用することで相談員○○氏と合意。入院時の情報提供書を○日に病院へ送付。退院前カンファレンスの日程は相談員より連絡予定。管理者に報告済み。
薬の受け取り・管理を頼まれたケース17:薬の受け取り・セットを頼まれた。ケアマネと介護職・薬局の線引き
○月○日、訪問時に本人より「薬局に取りに行けないので受け取ってきてほしい。カレンダーにも入れてほしい」と依頼。机上に飲み残しの薬袋が多数(朝分が約2週間分)。ケアマネによる薬の受け取り・セットはできない旨を説明し、了承を得る。飲み残しについて主治医○○医師に○日に報告予定。かかりつけ薬局○○に薬剤師訪問の可否を確認(○日回答予定)。訪問介護○○に服薬の声かけを相談。長女へ電話し、薬の受け取りは薬局の配達へ切り替える方向で了承を得る。管理者に報告済み。
鍵を預かってと言われたケース18:家の鍵を預かってと言われた。預からない理由と代わりの方法
○月○日、訪問時に本人より「倒れたときのために合鍵を持っていてほしい」と依頼あり。事業所の方針により鍵の預かりはできない旨を説明し、了承を得る。緊急時の対応として、①長男(市内在住・合鍵保有)を第一連絡先、②訪問介護○○はキーボックスで対応(事業所に○日確認予定)、③市の緊急通報システムを申請(本人了承、○日に申請予定)で合意。訪問時に応答がない場合の流れは次回サービス担当者会議で共有予定。管理者に報告済み。
電球を替えてと言われたケース23:「電球くらい替えてよ」と言われた。ちょっとした手伝いの線引きと代わりの手配
○月○日、訪問時に本人より「廊下の電球を替えてほしい」と依頼。天井の照明で脚立が必要なため、安全上ケアマネでは対応できないことを説明し、了承を得る。当面の対応として電気スタンドを廊下に移動(本人了承)。長女に電話し、○日(土)に交換してもらうことで合意。今後の予防としてLED電球と人感センサーライトを長女に提案。他に手の届かない作業(換気扇の掃除・カーテンの付け替え)が出ていることを確認し、シルバー人材センターの情報を提供。管理者に報告済み。
ペットの世話を頼まれたケース25:「犬の散歩もお願い」ペット・植物の世話を頼まれたときの線引き
○月○日、訪問時に本人より「犬の散歩を訪問のときに連れて行ってほしい」と依頼。ペットの世話はケアマネ・訪問介護で対応できない旨を説明し、了承を得る。本人にとって犬は「話し相手で、生きがい」とのこと。散歩の担い手として、シルバー人材センターに犬の散歩の受託可否を○日に確認予定、本人「頼めるなら頼みたい」。餌やり・トイレ掃除は本人が継続可能と確認。入院時の預け先は未定のため、次回訪問時に長男と相談することで合意(長男に電話済み)。万一の際の犬の引き取りは長男「考えておく」とのこと。管理者に報告済み。
郵便物の受け取りを頼まれたケース28:郵便物・宅配便の受け取りを頼まれた。保険外で対応しうる業務の整理
○月○日、訪問時に本人より「ポストの郵便を取ってきて、帰りにこの手紙を出してほしい」と依頼。理由は膝の痛みで玄関先まで行きづらいこと。本日は郵便受けの確認と投函を対応。ケアマネが毎回対応することはできない旨を説明し、○日までに続く形を決めることで合意。訪問介護○○に、訪問日の郵便受け確認を生活援助の範囲でできるか確認(○日回答予定)。期限のある通知は本人と一緒に確認し、介護保険の更新通知(○日期限)は長女へ連絡済み。宅配の受け取りは長女が日時指定に変更する方向。管理者に報告済み。
本人の様子・安全
本人が支援を受けたがらないケース19:本人が支援を受けたがらない。放置しない・押しつけない進め方
○月○日、訪問。本人「ヘルパーは要らない、自分でできる」と拒否。理由を聞くと「他人に台所を触られたくない」とのこと。サービス導入は本人の意向を尊重し保留。月1回の訪問(玄関先で可)は本人了承。室内は台所にごみ袋3袋、においあり。冷蔵庫内はパンと牛乳のみ(本人の許可を得て確認)。本人「服がゆるくなった」と発言、体重は未測定。傷・あざはなし。長女へ電話し、本人の様子と「無理に入れない・見守りを続ける」方針を説明、長女了承。包括○○氏に電話し、セルフネグレクトのおそれとして共有、○日に同行訪問の予定。かかりつけ医○○へ次回受診時の声かけを依頼。管理者に報告済み。
家族の虐待・放置が疑われるケース20:家族の虐待・放置が疑われる。確信がなくても通報・相談していい理由
○月○日 14:00 訪問。本人の左上腕内側に直径約3cmの紫色のあざ2か所を確認。本人「昨日転んだ」と発言。長男は不在。冷蔵庫内に食パン半分と調味料のみ。本人「昨日は昼にパンを食べた」と発言。前回訪問(○月○日)と比べ頬がこけている、体重は未測定。生活の困りごとを聞くと本人「何もない」と発言。同日15:30 管理者○○に報告。同日16:00 管理者と相談のうえ、市町村高齢福祉課○○氏に電話で通報・相談。市町村より「○日に包括と訪問し事実確認する」と回答。今後の訪問頻度は週1回に増やすことを管理者と合意。
※避ける書き方:「虐待されているようだ」「長男が怪しい」「かわいそう」など判断や感情の言葉。書くのは、見たこと・聞いたこと・日時・部位・数字・誰に伝えたか。
行方不明で探してと言われたケース26:行方不明で「探して」と言われた。ケアマネがやること・やらないこと
○月○日○時、長女より電話で「母が朝から見当たらない。一緒に探してほしい」と依頼。最後の確認は同日○時頃、自宅(服装:○色の上着、杖なし)。ケアマネが捜索に出ることはできない旨を伝え、長女がすぐ110番することで合意(○時、長女より届出済みの連絡あり)。通所○○・訪問介護○○に連絡し、本日の利用なし・目撃情報なし、気づき次第の連絡を依頼。包括○○にSOSネットワークの発動を相談(○時)。○時、○○付近で保護との連絡が警察より長女へ、長女より当事業所へ。外傷なし、念のため○日に主治医受診予定。再発防止として見守りシール・GPSの登録を○日に長女と検討予定。管理者に報告済み。
通報したら家族が激怒したケース34:虐待を通報したら家族が激怒した。通報したケアマネを守るものと対応の手順
○月○日 10:15、長男より事業所に電話(担当ケアマネが受電、約15分)。「お前が通報したんだろう」「個人情報を漏らした、訴える」「会社に言って辞めさせる」「謝りに来い」と発言。通報者や市への相談内容については答えられないこと、市の対応は市高齢福祉課に問い合わせてほしいことを伝え、本人への支援は継続すると伝える。同日、管理者に報告。以後、長男からの電話は管理者が受けることとした。同日11:00、市高齢福祉課○○氏と包括○○氏に長男の言動を電話で伝える。市より、長男への説明は市が行うとの回答。○日の訪問は管理者と二人で行う予定。
(以後の電話)○月○日 19:40、長男より事業所に電話(管理者が受電、約20分)。発言の要旨と対応、市への報告をその都度記録。
仕事のまわり
救急車に乗ってと言われたケース21:「救急車に乗ってください」と言われた。ケアマネの同乗、乗る・乗らないの線引き
○月○日○時、訪問中に本人が○○(症状)となり、○時○分に119番通報。救急隊到着(○時○分)、隊員より同乗を求められる。管理者に電話し、事業所の方針と次の訪問予定から同乗しないことを決定。救急隊に本人情報(フェイスシート・お薬手帳・保険証・長女の連絡先)を渡す。長女に電話、○時ごろ病院へ向かうとのこと。搬送先が○○病院に決定(○時○分)、病院に本人情報をFAX送付し、長女が向かう旨を伝える。○時、長女より入院決定の連絡。入院時情報提供書を○日に送付予定。サービス事業所(訪問介護○○・通所○○)に入院を連絡。管理者に報告済み。
書類と記録に追われているケース24:書類と記録が終わらない。最低限と減らせる工夫、抱え込まない線
(支援経過の型の例)○月○日 訪問。本人より「廊下の電球交換」の依頼あり。安全上ケアマネでは対応できない旨を説明し了承。長女に電話、○日に交換で合意。管理者に報告。
(書けなかった日の追記の例)○月○日の訪問について、○月○日に追記。本人の状態は前回と変化なし、目標の達成状況は継続。プランの変更なし。管理者に報告済み。
主治医に連絡しづらいケース27:主治医に連絡しづらい。医師との連携が取りにくいときの入口と突破口
○月○日、訪問介護○○より「夜間の咳と食事量の低下」の報告あり。本人に確認し、主治医への情報提供に同意を得る。同日、○○クリニックへ電話するも診察中で取り次ぎ不可。看護師○○氏に用件を伝え、連携様式(FAX)で送付(○時)、返答期限○日と記載。○日、看護師経由で「通所増は可、水分摂取を促すこと」との回答(FAX受信、保管)。ケアプランに反映し、通所○○・訪問介護○○へ共有。次回受診(○日)は長女が同席、質問メモを渡す。管理者に報告済み。
相続や遺言の相談をされたケース29:「遺言のこと、聞いていい?」相続・終活の相談をどこまで受けるか
○月○日、訪問時に本人より「自分が死んだら家は誰のものになるか、遺言を書くべきか」と相談あり。ケアマネは遺言・相続の内容について助言できない旨を説明し、了承を得る。本人の心配は「子どもたちがもめないか」「葬儀は簡素にしたい」の2点(財産の内容は聞き取らず)。専門の相談窓口(包括の権利擁護・司法書士会の相談・法テラス)の一覧を渡し、本人「娘と一緒に行ってみる」とのこと。本人同意のうえ長女へ電話し、窓口の情報を共有(○日に予約予定)。葬儀の希望は本人の意向としてアセスメントに記載。管理者に報告済み。
お茶やお礼を断れないケース30:お茶・お菓子・贈り物を断れない。角を立てない断り方と線引き
○月○日、訪問時に本人より商品券(○円分)を「いつものお礼」として渡される。事業所の規程により金品は受け取れない旨を説明し、本人「気持ちだから」と一度は固辞されたが、最終的に受け取らないことで了承。お茶は一杯いただき、訪問は○時に終了。本人は「話し相手が少ない」と話しており、○○サロン(週1)の情報を次回持参予定。訪問介護○○にも金品の線を共有(○日)。管理者に同日報告済み。
(受け取ってしまった場合の書き方)○月○日、帰り際に菓子折りを渡され、その場で返せず持ち帰る。同日管理者に報告し、○日に管理者同席で返却、本人了承。
更新研修の費用が自腹ケース31:更新研修の受講料は自腹? 費用と研修日の扱いを事業所に確かめる手順
○月○日〜○日、介護支援専門員更新研修受講のため不在。不在中の窓口は管理者○○とし、利用者・家族(○件)とサービス事業所に○日までに連絡済み。○○さんのモニタリング訪問は○日に前倒しで実施。
(事業所への相談のメモ)○月○日、管理者に受講料(○円)と研修日の勤務の扱いについてメールで相談。○日に回答予定。
何でも屋扱いされているケース33:「何でも屋」扱いされている。頼まれごとを仕分けて、事業所で線をそろえる
○月○日、訪問時に本人より電球交換、長女より電話で役所の書類の取り寄せを依頼される。ケアマネの業務の範囲を説明し、電球交換はシルバー人材センター、書類の取り寄せは長女が行うこととして了承を得る。シルバー人材センターへの依頼方法を本人に説明(○日に申込み予定)。同様の依頼が今月○件あるため、生活上の困りごとが増えていると考え、次回モニタリングで生活全体を再アセスメント予定。管理者に報告し、事業所としての対応の線を○日の会議で確認予定。

この場面、私がやるの?
文例の前に線引きを確かめたいときは、35の困りごとから選ぶと「あなたの役割はここまで」と「次に誰につなぐか」が出ます。3分で整理する相談ナビもあります。
困りごとから選ぶ →更新履歴:2026-10-02 公開(35ケースの記事から自動で集めています。記事を直すとここも変わります)
